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今、自分にできること

東京パラリンピックを目指すパラスイマー 富田宇宙のブログです。アスリート生活を綴ってます。

大学合同合宿!3日目

水泳

◆3日目
いよいよ最終日です!
2日目の夜も疲れすぎて寝れないという悪循環…
ぼーっとした頭で無理やり起きて、熱いシャワーで交感神経を刺激、コーヒーでカフェイン入れてなんとか立ち上げました。
体もあちこちが痛くて、こんなんで泳げるのかよ…といった状態。
そんなぎりぎりのコンディションです。

しかし、合宿一般に言えると思うのですが、まあ、最終日が一番きついですよね!笑
例にもれず、この合宿も3日目が一番辛かったです。

2日目の午前でmiddleをなんとかクリアできたということで、3日目も午前、午後ともにmiddleへ。
もう、ぼろ雑巾以外なにものでもないです。

午前午後通して15000m程度。私にとっては道の領域でした。
距離だけならこれくらい泳いだことはありましたが、高いスピードの練習でここまで泳いだ経験はありませんでした。

午前の練習。
なんと、2日目でギリギリだったメニューが、更にレベルアップしていました…
2日目に100m×4だったものが100m×7になっていたんですね。
はい、無理ですね!
昨日までの疲労も蓄積していますし、入水前からため息がとまらず、かなり憂鬱な気分でした…
かといってせっかく参加させていただいて逃げ出すわけにもいかず、タッピングやサポートに来てくださっている方々の手前、情けない泳ぎはできません。

ということで、もうがむしゃらです。
あえて大げさに言えば、自分の中に未知のパワーを感じました。笑

ほとんど気合いだけでラスト1個手前のメニューまでは消化しました。
泳ぎながら吐きそうになったり、右肩が痛くて上がらなくなったり、わけがわからなくなっていましたが、最後は気持ちですね!

ただ、午前最後のメニュー。pull(腕だけで泳ぐ練習)だったのですが…
パドルがない…??
パドルというのは手に負荷をかけるためにはめる板の事です。
これがあるとないでは全然スピードが違うのです。
2日目の練習後にどこかにおきわすれたらしく、とりあえず見つからないので予備の小さいパドルで最後のメニューに突入しました…

…サークルアウトしました… (T_T)

結果的には、私の泳いでいたコースは全員サークルアウトしたそうです…
そして練習後にパドルくんはノコノコ出てきました…

道具があったからといって、いけたかどうかはわかりませんが、少々心残りの練習になってしまいました。


そしていよいよ最後!6回目となる午後の練習。
午前からのダメージで、泳ぐ前から右肩が激痛。
でもここでやめたらここまでの努力が水泡に帰す…
ということで、休憩時間にアイシングをしたり、サポートの方にマッサージしてもらったり、手を尽くして臨みました。

が…。

だめでした。激痛でした…
そういうわけでリタイア…

というわけにもいかないので!

右腕を極力使わない泳ぎを探しながら練習続行!!(フォームが崩れるのでよい子は絶対真似しないでね)

少し脱線しますが、障害者水泳には片手がない選手はもちろん、車椅子や麻痺の選手もいます。
そういう人たちといつも練習しているわけなので、片腕がうまく動かない程度で練習やめたらあかんやろ!というパラスイマーの発想です。

とはいえただでさえギリギリの練習なので、かなり厳しい状況でしたが、とにかく左手をたよりにキックを倍増してなんとか泳ぎました。
いやー、痛いし、きついし、本当に辛かった!!
それでもまさかの、全メニューばっちり消化しました!!
特に最後のメニュー200m×13本は必死!
もうだめかと何度も思いましたが、前を泳いでいる選手にとにかくついていって流れにのりました。
最後の方はその選手とお互い声を出し合い、励ましあいながらの練習。
心地よい連帯感の中で泳ぎ切ることができました。
こういう感覚は健常者として水泳をやっていた高校時代以来、初めてかもしれません。

練習を終えて、その選手から、
「今の練習は最高に気持ちよかったですね!富田さんとずっと同じくらいのタイムだったので、負けないようにって意識しながらも励ましあいながら泳げて最高にいい練習ができました!ありがとう!」
と声をかけてもらいました。

涙が出そうなほど嬉しかったのですが…

「いや!超きつかった!全然気持ちよくねえ!!」
と答えておきました。笑


◆3日間を通して
とにかく、大学生のエネルギーに圧倒されっぱなしでした。
力のある選手たちは私が泳いだメニューより更に短いインターバルの中で、スピードの緩急をつけた、2段階も3段階も上のレベルの練習をしていましたし、それでもまだ十分余力があるようでした。
私はケツにひっついて必死に一応泳ぎ切った、というレベルなので、実力差はいうまでもないです。
そして、私が勝つためには、東京パラリンピックまでにこういうところでトップを張れるまでにならなくてはいけません。
時間はありませんが、道のりは長いです。
早速、凶からまた気合いを入れなおしてこれまでより1段高いレベルで練習していきます!!

また選手に限らず、陸上でサポートしているマネージャーさんたちもとても一生懸命に練習を盛り上げていて、全体の雰囲気をとてもいよいものにしていました。
部外者でおっさんの私にも変わりなく新設にしてくださいました。ありがたい限りです。
たった3日間ご一緒しただけですが、監督の素晴らしいご指導はもちろん、日ごろから皆さんが協力して努力を積み重ねているということがひしひしと伝わってくる、そんな合宿でした。
本当によい経験をさせていただきました。

最後になりますが、合宿参加にあたってご協力いただきました、監督、コーチ、サポート、タッパーの皆様、そしてなにかと迷惑な私を受け入れてくださった学生の皆さんに心よりお礼申し上げます。

3日間、本当にありがとうございました!