今、自分にできること

東京パラリンピックを目指すパラスイマー 富田宇宙のブログです。アスリート生活を綴ってます。

夢先生をしてきました! -豊田市立東保見小5年4組・5年3組-

6月1日、豊田市立東保見小5年4組・5年3組で夢先生として夢の教室をさせていただきました!

夢先生(ユメセン)というのはJFA日本サッカー協会)が主催している「JFAこころのプロジェクト」という企画で、アスリートとして学校へ行き、子供たちとのアクティビティやお話を通して、夢の大切さや仲間と協力することの大切さを学んでもらおう、というものです。
私は今年から登録し、実際に学校へ行くのは2度目です。

www.sports-kokoro.jp

自分自身、挫折ばかりでまだまだ夢を追いかけている立場ですが、みんなが少しでも自分の夢に近づけるよう、全身全霊、お話させていただいています。

他の夢先生にはJリーガー、オリンピアン、世界的なパフォーマーなど、錚々たる方々がいらっしゃいます。
そういった方々に比べれば、私などまだまだ一般人もいいところ。
子供たちも私なんかでがっかりしないかなあ、なんて心肺になったりもするのですが。。。

私は私なりに。高校生で視覚障害というハードルにぶちあたり、いろんな人に支えられてここまで生きてきました。
本当に情けないことですが、命を捨てようと思ってしまったことも1度や2度ではありません。
スーパーマンではありません。偉そうなことは全然言えません。しくじり先生かもしれません。
でも、本当にしんどい道のりを歩いて、今こうして立っているからこそ伝えられること、というのも少なからずあると思っています。
一人でも、少しでも、なにか感じてくれたら嬉しいです。

アクティビティでは、目の見えない私と一緒にゲームのクリアを目指すことで、コミュニケーションの重要性、協力の重要性を感じてもらい、
お話では、私が障害を負った経緯、それをどう乗り越えてきたか、そしてその過程にどんな仲間の存在があり、どんな夢を追いかけてきたか・・・
などをお話させていただいています。

私との交流を通じて、いろんなことを感じてくれる子供たちには本当に感服します。私自身、学ばされることばかりです。
発想の柔軟性、多様性、好奇心、感受性。。。子供たちに負けないようにしていきたいものです。

また、学校毎の特色、教育方針などを肌身で感じることができるのも、勉強になります。
今回の学校は土地柄外国のお子さんも多くいらっしゃって、ダイバーシティ教育に力を入れておられるようでした。多様性に対する尊敬の気持ちを幼いころから醸成するのは素晴らしいことですね。
羨ましい環境です。


サポートしてくださったアシスタント、ディレクターのお二人、機会をくださったJFA、そして子供たちに心より感謝申し上げます。
今後も機会をいただける限り活動して参りたいと思います。

写真はFBに↓

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以上、富田宇宙でした!